自社の医薬品が販売されているかも?各国で異なる規制にも注意が必要な「薬のネット化」

2014年6月12日、ネット販売での一般医薬品販売が解禁され、薬のネット販売が解禁されたことに伴い、規制やルール等も整備されました。

日本における医薬品のインターネット販売規制とは

ネットで販売可能/不可能な医薬品は下記通り。

「処方薬」に関しては、引き続きネットでの販売は不可能です。また、ネットのみの店舗はNGのため、必ず「有形店舗」として実在している事が条件となります。その他、いくつもの「有形店舗ルール」をクリアした者のみ、ネット上での医薬品販売が可能となるのです。

このような決まりが引かれている中、一般医薬品だけでなく、処方箋が必要な薬剤までもが第三者によって他国のECサイトで販売されていることも実情です。各国人気ECサイトでの医薬品の販売状況を、製薬会社大手米ファイザー株式会社(Pfizer Inc.)を事例に、見て参りましょう。

インドネシアで人気ECサイトLazada

”Pfizer”で検索した結果。多数の医薬品販売が確認できます。

   画像出典:https://www.lazada.co.id/catalog/?q=pfizer&_keyori=ss&from=input&spm=a2o4j.home.search.go.57994cee7Kt8Em

ロシアで人気ECサイトOzon

”Pfizer”で検索した結果。多数の医薬品販売が確認できます。画像出典:https://www.ozon.ru/?context=search&text=pfizer

中国、香港で人気ECサイトTaobao

”Pfizer”で検索した結果。多数の医薬品販売が確認できます。

また、Pfizerの中国表記である「辉瑞」で検索した場合も、多くの出品が確認でき、ロゴを使用している出品も多く確認できました。

画像出典:https://s.taobao.com/search?q=pfizer&type=p&tmhkh5=&spm=a21wu.241046-jp.a2227oh.d100&from=sea_1_searchbutton&catId=100

ECサイト出品確認の重要性
日本であまり馴染みのないECサイトかもしれませんが、多くの医薬品の出品が確認できることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
人体に関わる「薬」の販売に関しては、何かあってからでは遅いため、各国での出品状況の確認をお勧めいたします。
また、中国では漢字表記での検索をすることも重要です。

他国における医薬品のインターネット販売規制とは

諸外国における販売規制は下記通り。

出典:http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000303tz-att/2r985200000303y3.pdf

インターネットでの医薬品の販売にあたっては、厳しい条件が設けられていたり、一方で明確に決まりがなかったりする国があり、国により温度差があることがわかります。

各国で異なる規制にも注意
医薬品販売にあたり規制の弱い国については、第三者による出品が横行する可能性が高まることも予想できますので、各国で異なる規制についても理解をした上で、ネット販売の状況を監視していく必要があります。
薬のネット化は、今後増大が予想される医療費削減に寄与すると言われ、ITの活用は医療福祉分野の改革に必要不可欠と考えられています。
健康的な薬のネット化が進むためにも、ECサイトの監視は企業にとって必要不可欠な対応のひとつになっていくのではないでしょうか。

弊社では、以下をはじめとする各種対応が可能ですので、弊社HPも併せてごらんくださいませ。